内観
内観療法とは
内観療法は、約50年前に吉本伊信氏が"身調べ"と呼ばれた自己洞察法をもとにして創始した日本発祥の心理療法。
その方法は、部屋の片隅に屏風を直角にたて、その畳半分の空間に1人で静座し、生まれてから現在までの自分を調べる。
これまで自分の関わりの深かった人 (母,父,兄弟姉妹,配偶者など)に対して過去の自分の行動や生活態度を、内観3項目(「お世話になったこと」「して返したこと」「ご迷惑をかけたこと」)やうそと盗みについて年代別に省みてもらう。
患者自身が思いを巡らすことで、自己中心的な思考から他者から生かされているという発想の転回を主眼にしている。
学会の歴史
1978年 | 第1回日本内観学会 開催 |
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1998年 | 第1回内観医学会開催 |
2003年 | 第1回国際内観療法学会開催 |
2007年 | 第3回国際内観療法学会開催 |
2010年 | 第13回日本内観医学会総会 |